初めてのタイ旅行では、寺院や観光地でのマナー、服装や持ち物、トラブル対策など、事前に知っておきたいポイントがたくさんあります。
この記事では、2025年最新版の情報をもとに、初心者でも安心して旅行できる必須チェックリスト15項目をわかりやすく解説します。
帽子やサングラスの服装マナー、注意点、現金やSIMの持ち方まで網羅しているので、旅行前の準備にぜひお役立てください。
女性の方が特に注意したいポイントについては、ぜひ下記の記事をご参考ください👇


タイ旅行前に必ず知っておくべき基本情報【2025年最新版】

パスポートの有効期限チェック
タイ入国時、パスポートの残存期間は6か月以上が必要です。期限切れに注意しましょう。
2024年7月15日以降、日本を含む対象国の一般旅券所持者においては、観光を目的とする1回の入国につき 60日以内の滞在 であれば、無査証での入国が認められています。
TDAC(電子入国カード)登録は必須
2025年5月以降、タイ入国にはTDAC登録が必要です。出発前にオンラインで手続きをしましょう。
TDAC(電子入国カード)については、下記記事で詳しく解説していますので参考ください。

旅行保険の加入と補償内容の確認
旅先での体調不良は誰にでも起こり得ます。
タイの医療は質が高いですが、外国人の医療費は高額になることがあります。旅行保険に加入しておくと、病気やケガの際の治療費をカバーできて安心です。
クレジットカード付帯の保険を利用する場合は、旅行代金をそのカードで支払う必要があることが多いので、出発前に条件を確認しましょう。
また、保険請求には搭乗券の半券やパスポートの出入国記録が必要な場合があります。これらは大切に保管しておきましょう。(筆者はなるべく出入国のスタンプを押してもらうようにしています。)
タイ旅行で守るべきマナー

寺院・観光地での服装マナー(ノースリーブ・短パンNG)
寺院訪問や公共の場では、地元の文化に配慮することで、トラブルを避けられます。
足の裏は不浄・子供の頭は触らない
タイでは足の裏が不浄とされており、人に足を向けるのは避けるべきです。これは足が身体の中で最も低い部分とされる文化的な価値観からきています。
寺院や公共の場では、座ったり立ったりするときに足を交差させたり、人に向けたりしないよう気をつけましょう。
また、頭部は精霊が宿る神聖な場所とされ、頭に触れるのはタブーです。男女問わず、子どもの頭をなでることもトラブルになることがあります。
チップ・支払いマナー
タイのレストランでは、食事代にサービス料が含まれていることが一般的になり、QRコードなどの電子決済の普及、移民スタッフの増加により、チップ文化は徐々に薄れてきています。
ただし、完全になくなったわけではありませんので、以下のような場合にはチップを渡すことをおすすめします。
下記記事にて、「タイのチップ文化」について詳しく説明していますのでご参考ください。

トイレットペーパーは流せない
タイのトイレでは、基本的にトイレットペーパーを便器に流すことは禁止されています。主な理由は、配管のパイプが細く、水圧が弱いことによる詰まりの可能性があるためです。
タイのトイレには、個室ごとにトイレットペーパー専用のゴミ箱が用意されているので、必ずゴミ箱に捨てるようにしましょう。
トイレットペーパーがないトイレもありますので、ティッシュを持参することもおススメします。
電車・駅構内は飲食禁止
バンコクのBTS(スカイトレイン)やMRT(地下鉄)では、車内および駅構内での飲食が禁止されています。
特に、蓋のない飲み物やこぼれやすい容器に入った飲み物は、改札通過時に保安員によって没収または廃棄される可能性があります。
電車に乗る前にカップなどに入った飲み物を購入した場合は、お願いすれば手提げのビニール袋に入れてくれます。
タイ王室への敬意
タイでは、王室への侮辱は「不敬罪」として重い刑罰の対象になります。観光客も例外ではなく、冗談や批判は絶対にNGです。
映画館では上映前に国王の映像と音楽が流れ、観客は起立します。
また、毎日8時と18時には国歌が流れ、周囲の人は直立して敬意を示すのが習慣です。旅行者もその場では立ち止まりましょう。
王室はタイの象徴であり、国民から深く敬愛されています。文化的背景を理解し、敬意ある行動を心がけることが大切です。
タイ旅行での食事・衛生・健康管理

水道水・屋台の衛生チェック
タイでは水道水は飲用に適していないとされています。飲み水はボトルウォーターを購入しましょう。
また運次第ではありますが、旅行中の食事選びには注意が必要です。
虫よけ・デング熱対策
タイではデング熱にかかる可能性があり、特に雨季に注意が必要です。
デング熱は蚊によって媒介される感染症で、発熱や頭痛、関節痛、筋肉痛、発疹などの症状が現れます。ひどい場合は死に至る可能性もあるため、予防が重要です。
熱中症・日焼け対策
タイは年間を通じて高温多湿の気候で、特に3〜5月は体感温度が40℃を超える日もあります。観光中に熱中症や脱水症状を起こさないためにも、こまめな水分補給は必須です。
さらに、日差しが非常に強いため、日焼け止めの使用や帽子・サングラスの着用も忘れずに。
特に屋外の観光地やマーケットを歩き回る日は、日焼け対策と暑さ対策をセットで意識しましょう。

トラブル防止・安全対策

ナイトマーケットや人混みでのスリ対策
バッグは常に前に持ち、必要最低限の現金とカードを持ち歩くようにしましょう。スリや置き引きに注意が必要です
- 貴重品は必要最低限だけ持ち歩く(現金・カード・パスポートなど)
- バッグは前に持ち、スリや置き引きに注意
- セーフティボックスを活用し、外出時は貴重品を置いていく
- 貴重品は分散して管理(万が一の被害を最小限に)
- パスポートのコピーやデジタル保存も準備
- ATMでは周囲を確認し、暗証番号のぞき見に注意
- スマホはストラップやホルダーで常に身につける
交通ルールと移動のコツ
タイでは交通ルールが厳格に守られていない場合もあります。特にバイクやスクーターが多く走っているため、道路を横断する際は慎重に行動しましょう。

電子タバコ・アルコール販売時間・禁酒日
タイにおいては、電子タバコ(加熱式タバコを含む)は、持込み、吸引、所持のいずれも禁止されています。持ち込むと罰金や没収の対象になることがありますので、旅行の際は注意が必要です。
またタイでは、アルコール飲料の販売や飲酒に関する規制がいくつか存在し、これらは主に公共の秩序や宗教的な背景を尊重するために設けられています。
バンコクが最も厳格に規制されていますが、地方や島に行くと緩和している場合も多いです。
- 販売時間:基本は11時~14時、17時~24時のみ販売可。
- 販売禁止日:国の祝日や仏教祭日、選挙日などは一日中アルコール販売禁止。飲食店やスーパーでも買えません。
初めてのタイ旅行でよくある質問(現金・SIM・服装など)
初めてのタイ旅行でよくある「ちょっとした疑問」、基本がわかれば、不安もぐっと減ります。詳細が気になる方はリンク先の記事もチェックしてみてください!
- タイ旅行って現金はどのくらい必要?
- eSIMと物理SIM、どっちが便利?
- 寺院を観光するときの服装マナーは?
- チップっていつ・いくら渡せばいいの?





まとめ
初心者でも安心のタイ旅行20項目チェックリストを守れば、マナーや持ち物、トラブル対策もばっちり。
帽子やサングラスなど服装マナー、注意点も含めて、楽しい旅行を安全に満喫しましょう。タイの宗教的な価値観や文化を理解し、注意と敬意を払いながら楽しいタイ旅行にしてください。
