タイは年間を通して暖かい人気の旅行先ですが、時期によって気候や楽しみ方が大きく変わります。
この記事では、タイの気候や季節ごとの特徴、旅行におすすめの時期をわかりやすく解説します。
※タイの気候は大きな変化はありませんが、旅行者が気になるポイントを2025年版として整理しています。


タイの気候はどんな国?【年間を通して暑い?】

タイの基本的な気候|熱帯モンスーン気候とは
タイは「熱帯モンスーン気候」に属し、年間を通じて高温多湿です。
日本のような四季はなく、暑季(3〜5月)・雨季(6〜10月)・乾季(11〜2月)の3つの季節に分かれます。
日中の気温は30℃を超える日が多く、寒さを感じることはあまりありませんが、北部の高地や乾季の早朝は肌寒いこともあるので注意が必要です。
年間の平均気温と降水量|旅行者に多い疑問
バンコクの年間平均気温は約29℃。最高気温は35℃前後、最低でも24℃ほどと基本的に一年中暑いです。
6〜10月の雨季はスコール(短時間の激しい雨)が起こりやすくなりますが、1日中降り続くことは少なく、晴れ間もあります。
🌧️ 降水量の目安(バンコク)
・最多:9月(約300mm)
・最少:12〜1月(10〜20mm)
季節ごとの特徴【暑季・雨季・乾季】

暑季(3月〜5月)|気温のピークと過ごし方
タイで最も暑いのは暑季(3〜5月)で、地域によっては日中40℃近くになることも。特に4月は一年で最も暑く、旧正月「ソンクラーン(水かけ祭り)」が行われる時期です。
この季節は南国フルーツが最も豊富で、旬の味覚が楽しめるのも魅力のひとつ。
💡 暑季の旅行ポイント
・屋内観光や冷房の効いた施設を活用
・紫外線&熱中症対策(帽子・日焼け止め・水分補給)
・朝夕に観光を集中させると快適
雨季(6月〜10月)|スコール・湿度・観光の注意点
雨季(6〜10月)は午後から夕方にスコールが多く、高湿度で蒸し暑い時期です。
しかしながら、雨季=残念というわけではありません!
1日中雨が降ることは少なく、8月以外は観光客も減るため航空券やホテルが安くなるのが大きなメリットです。
ただし、海の透明度が下がり曇りが続くこともあるので、そんな時はタイマッサージやカフェなどを楽しみましょう。
💡 雨季の旅行ポイント
・折りたたみ傘
・虫よけスプレーはマスト!(コンビニで購入可能)
・サムイ島はモンスーンの影響が少なく、6〜8月も比較的晴れやすい(※気象傾向)
乾季(11月〜2月)|快適で観光に最適な季節
乾季(11〜2月)は、タイ旅行に最適なベストシーズン。湿度が低く、日差しは強めでもカラッと快適で、朝晩は涼しい日もあります。
12〜1月はハイシーズンで観光客も多く、ビーチ・寺院・街歩きと何でも楽しめる万能シーズンです。服装は半袖でOKですが、羽織るものがあると安心。
💡 乾季の旅行ポイント
・人気時期なのでホテルは早めの予約を
・ビーチやナイトマーケットが快適
・日焼け止め&サングラスは必須
タイ各地の気候の違い【エリア別ガイド】

バンコクの年間気温とおすすめ時期
バンコクはタイの首都で、年間を通して最も平均的な「タイらしい気候」が体感できるエリア。年間平均気温は29〜30℃前後で、日中は35℃を超える日も珍しくありません。
雨季(6〜10月)には夕方にスコールが発生しやすく、道路の冠水や渋滞も発生しがちなので移動時間には余裕を持つのが吉。
💡 おすすめ時期:乾季の11〜2月
街歩き・寺院巡り・マーケット観光が快適で、フェスやイベントも多く開催されます。
チェンマイ(北部)の特徴と朝晩の冷え対策
タイ北部に位置するチェンマイは、他地域よりも若干気温が低めで、特に乾季の朝晩は冷え込みます。
12〜1月の早朝は15℃前後になることもあり、長袖や薄手のアウターが必要なケースも。
ただし日中は25〜30℃程度になるため、寒暖差に備えた服装選びがポイントです。山岳地帯に行く場合は、より冷えるためしっかり防寒対策を!
💡 おすすめ時期:11〜2月(乾季)
美しいランタン祭り(イーペン)や、旧市街散策に最適なシーズンです。
プーケット・クラビ(南部)の気候と海遊びシーズン
プーケットやクラビなどの南部は、年間を通して温暖でビーチリゾート向きの気候です。
ただし雨季(特に9〜10月)は長めの雨が降る日もあり、海が荒れてツアーが中止になることもあるため注意。(筆者は一度も中止になった経験はないですが。)
💡 おすすめ時期:12〜3月(乾季)
海遊び・ビーチクラブ・島巡りなど、すべてのアクティビティが楽しめます!
気候別の服装・持ち物【季節対策】

☀️暑季におすすめの服装・紫外線対策
暑季(3〜5月)は日差しが非常に強く、気温も高いため、通気性の良い薄手の服装が基本。汗をかきやすいので、速乾性のあるTシャツやワンピース、リネン素材などが快適です。
💡 服装&持ち物のポイント
- 半袖・ノースリーブ+薄手の羽織(冷房・寺院マナー対策)
- サングラス・帽子・日焼け止め(SPF50以上推奨)
- ミニ扇風機などの暑さ対策グッズ
🌧雨季の必須アイテムとレイングッズ
雨季(6〜10月)はスコールが多く、短時間で靴がびしょびしょになることも。濡れてもOKな服装と足元対策がポイントです。
💡 服装&持ち物のポイント
- 折り畳み傘(ポンチョはコンビニで購入可)
- サンダル(滑りにくいもの)
🍃乾季にあると便利な軽防寒アイテム
乾季(11〜2月)は、基本的には快適な気候ですが、北部や朝晩は想像以上に冷える日もあります。
また、タイの室内はクーラーがよく効いているため肌寒く感じることも多いです。
💡 服装&持ち物のポイント
- 薄手のカーディガンやストール
- 長袖ワンピースもあると便利
- 寺院観光用に「肌を隠せる服」も忘れずに
🌟 見た目も◎な大判ストールは冷房対策・寒さ対策・日焼け防止と万能なので1枚持っておくと重宝します!


まとめ|気候を知って快適なタイ旅行を
タイは年間を通して暖かく過ごしやすい場所ですが、季節や地域によって気温や降雨パターンが大きく変わります。旅行前に気候をしっかり確認することで、快適で安全な旅が実現します。
個人的には雨季もそんなに嫌いじゃありません。フルーツが豊富だったり、ホテル代が安くて普段よりいいホテルに泊まれたりと、メリットも多いです。筆者は深く気にせず、雨季でもよく離島に出かけています。