タイ旅行では、ATMを利用して現地通貨(タイバーツ)を引き出すと、両替所を探す手間がなく便利です。日本のデビットカードや、海外キャッシング対応のクレジットカードなら、多くのATMで現金を引き出せます。
この記事では、タイATMの使い方を実際の画面写真付きでわかりやすく解説します。
あわせて、ATM利用手数料やクレジットカードのキャッシングのポイント、利用時の注意点までまとめました。初めてタイでATMを利用する方でも安心して操作できるよう、手順を順番に紹介します。


タイでATMから現金を引き出す前に知っておきたいこと

タイ旅行では、屋台やローカル食堂、マーケットなど現金が必要になる場面があります。日本から現金を持参する方法もありますが、タイのATMでは日本発行のクレジットカードやデビットカードを使って、必要な分だけタイバーツを引き出すことができます。
ATM利用前に、対応カードや手数料、利用時のポイントを確認しておきましょう。
タイATMで利用できるカード(クレジットカード・デビットカード)
タイのATMでは、国際ブランドに対応したカードであれば、日本発行のカードでも利用できます。
主に利用できるカードは以下の通りです。
| カード種類 | 利用可否 |
|---|---|
| Visa | ○ 多くのATMで利用可能 |
| Mastercard | ○ 多くのATMで利用可能 |
| JCB | ○ 対応ATMで利用可能 |
| 国際ブランド付きデビットカード | ○ Visaデビットなど利用可能 |
クレジットカードの場合は「海外キャッシング」、デビットカードの場合は「海外ATM利用」として、タイバーツを引き出します。
ただし、カードによって海外利用設定が必要な場合があります。旅行前に、利用予定のカード会社のアプリや会員ページで海外利用が可能になっているか確認しておくと安心です。
また、タイのATMでは1回あたりの引き出し上限額が設定されています。まとまった金額を引き出したい場合は、ATM画面に表示される限度額を確認しましょう。
タイATMの手数料はいくら?
タイのATMでは、海外発行のカードを利用して現金を引き出す場合、一律250バーツのATM利用手数料がかかります。これは銀行にかかわらず発生するため、手数料を抑えたい場合は、一度にまとめて引き出すのがおすすめです。
また、このATM利用手数料とは別に、カード会社が定める海外ATM利用手数料や利息などが発生する場合があります。料金や条件はカード会社によって異なるため、利用前に確認しておくと安心です。
クレジットカードのキャッシングは海外旅行で便利
タイでは、クレジットカードの海外キャッシングを利用してATMから現金を引き出すことができます。
海外キャッシングのメリットは、必要なタイミングで現地通貨を用意できることです。日本で多額の現金を両替して持ち歩く必要がなく、旅行中の現金管理もしやすくなります。
利用する場合は、出発前に以下を確認しておきましょう。
- 海外キャッシング枠が設定されているか
- 暗証番号(PIN)が利用できるか
- カード会社の海外利用設定が有効になっているか
また、帰国後すぐに返済できるカードであれば、利用日数を短くすることで利息負担を抑えられる場合があります。
ATM利用時に注意したいポイント
タイのATMは英語表示に切り替えれば、日本人旅行者でも比較的簡単に操作できます。ただし、海外ATMならではの注意点があります。
周囲を確認してから利用する
空港やショッピングモール内など、明るく人通りのある場所に設置されたATMを利用すると安心です。ATM利用中は、暗証番号を入力する際に周囲から見えないよう注意しましょう。
カードの取り忘れに注意する
タイのATMでは、現金より先にカードが返却されます。「現金を受け取った後にカードを確認する」習慣をつけ、ATMから離れる前にカード・現金・明細の3点を確認しましょう。
日本円換算表示(DCC)は選択しない
タイATMでは、引き出し時に日本円換算額を表示して選択を促される場合があります。これはDCC(Dynamic Currency Conversion)と呼ばれるサービスで、ATM側が設定した為替レートが適用される仕組みです。
必ず「Without Conversion(現地通貨ベース)」を選択してください。
👉タイ到着後の流れを知りたい方は、入国からSIMカード・両替までをまとめた以下の記事も参考にしてください。

【写真付き】タイATMで現金を引き出す手順

実際のATM操作画面に沿って、クレジットカードでの引き出し(キャッシングサービス)の手順を解説します。
今回はタイのATMでよく見かける赤色のKasikorn Bank(カシコン銀行)のATMです。
カード挿入と暗証番号(PIN)の入力&言語変更
ATMにカードを入れると、まず暗証番号(PIN)の入力を求められます。「Change Language」で言語を変更します。

言語を日本語へ切り替え
タイのほとんどのATMは日本語を選択できます。

「WITHDRAWAL」(引き出し)を選択
画面にいくつかボタンが表示されますが、現金を引き出す場合は「引き出し(WITHDRAWAL)」をタップします。(銀行によっては「Cash Withdrawal」と表示されることもあります。)
固定の金額もしくは任意の金額を引き出せます。

引き出したい金額を入力
画面に表示されている金額(1,000B、5,000Bなど)を選ぶか、「その他の金額を入力する(OTHER AMOUNT)」を押して自由な金額を入力します。

「Without Conversion」を選択
金額を入力したあと、レート換算に関する確認画面が出ます。ここで必ず「Without Conversion(現地通貨ベース)」を選択してください。

現金とカードの受け取り
タイのATMはカードより先に現金が出てくるため、カードを取り忘れてしまうケースがあります。現金だけでなくカードも必ず受け取ったことを確認してから、その場を離れましょう。
- どの口座から引き出すかを聞かれる場合があります。日本のデビットカードやクレジットカードでのキャッシングの場合は、基本的に「SAVING(普通預金)」を選べばOKです。
- 「With Conversion(発行国通貨ベース)」を選んでしまうと、銀行独自の非常に悪いレートが適用され、数千円単位で損をすることがあります。必ずWithoutの方を選びましょう。
バンコク・空港でATMを利用できる場所

タイ到着後すぐに現金が必要な場合は、空港やバンコク市内に設置されているATMを利用できます。スワンナプーム空港、ドンムアン空港ともに国際カード対応のATMが設置されています。
スワンナプーム空港でATMを利用する場合
スワンナプーム空港(BKK)では、到着ロビーやターミナル内に複数のATMがあります。入国後、バンコク市内へ移動する前にタイバーツを準備したい場合に便利です。
ドンムアン空港でATMを利用する場合
ドンムアン空港(DMK)にもATMが設置されています。LCC利用で到着する場合も、空港内でタイバーツを引き出してから市内へ向かえます。
バンコク市内のATM設置場所
バンコク市内では、ショッピングモール、BTS・MRT駅周辺、コンビニ付近など、さまざまな場所でATMを見つけることができます。
旅行中に現金が不足した場合でも、観光エリアではATMを利用しやすいため、必要なタイバーツをその都度引き出すことができます。
よくある質問(FAQ)
まとめ
タイでは、VisaやMastercardなど国際ブランド付きのクレジットカード・デビットカードを使って、ATMから簡単にタイバーツを引き出すことができます。
ATM利用時は、現地ATM手数料やカード会社の海外利用手数料、為替レートを確認することが大切です。特に外国発行カードでは1回あたり220バーツ前後の手数料がかかる場合があるため、必要な金額をまとめて引き出すと効率的です。
また、クレジットカードの海外キャッシングは、旅行中に必要な分だけ現金を用意できる便利な方法のひとつです。出発前に海外利用設定や暗証番号を確認しておきましょう。
タイ旅行では、屋台やローカル店など現金が必要な場面も多いため、ATMの使い方を事前に知っておくとスムーズに旅行を楽しめます。
👉タイのキャッシュレス事情については、以下の記事で詳しく解説しています。あわせて参考にしてください。


