タイ旅行中にブランド品やコスメを購入した方は、「タックスリファウンド(VAT還付)」の手続きを活用することで、お得にショッピングを楽しめます。
この記事では、免税対象店舗の見分け方から、空港での申請方法、必要書類、注意点までをわかりやすく解説。
バンコク・スワンナプーム空港やドンムアン空港での手続き方法にも触れています。


タイの消費税(VAT)について
タイへの旅行者は、タイ国内の同日同一店で購入した合計2,000バーツ以上の買物につき、7%の税金(Value-Added Tax)分を帰国時に空港で払い戻してもらうことができます。
払い戻しを受けるためには「VAT REFUND FOR TOURIST」の表示のあるお店で購入し、購入時に必要事項を書類に記入します。空港のVAT窓口にて、チェックイン前にその書類にて申請を行って下さい。
※表示のない店もありますので、その際は店員さんに聞いてみましょう。
2023年12月1日より、買い物の総額が20,000バーツ未満の場合は、税関(Custom Inspection for VAT REFUND)カウンターでのスタンプ押印なしでそのまま還付手続きが可能となりました。(チェックイン前の手続きが不要です。)
VATの払い戻しを請求できる人と条件
- タイ人以外の観光客
- タイ滞在が年間180日未満の方
- バンコク、チェンマイ、プーケット、ハジャイの4都市の国際空港から空路でタイを出発する方
- 航空会社の乗務員でない方
- 払い戻しの申請を購入日から60日以内に本人が行うこと
ショッピングの際の免税手続きについて
“VAT REFUND FOR TOURISTS” のロゴが表示されたお店で購入します。店内に明確な表示がない場合もあるため、「TAX REFUND」の対象かどうか分からないときは、スタッフに確認するのがおすすめです。
支払いの際に「TAX REFUND, please(タックス リファンド プリーズ)」と言って、免税希望の旨を伝えましょう。
2,000バーツ以上購入した場合は、購入当日にパスポートを提示し、店舗で「VAT払い戻し申請書(P.P.10)」に必要事項を記入します。
「VAT払い戻し申請書(P.P.10)」と「TAXインボイス(税金請求書)」の2つを必ず受け取りましょう。
スワンナプーム空港での払い戻しの方法

申請書類、パスポートを持参ください。申請する購入品は スーツケースに入れずに必ず手荷物で持参するのが普通ですが、特に購入品の提示は求められません。(2025年5月現在)
空港での払い戻しの手続きには時間を要する場合があります。十分な時間の余裕をお持ちください。
出国手続きを終えた後、「TAX REFUND」の案内沿って進んでください。

コンコースD1.D4とD5.D8あたりに2か所あります。
VAT払戻しのカウンター(VAT Refund Office Revenue Dept.)で、お店で受け取った書類(「VAT払戻し申請書(P.P.10)」と「税金請求書(TAX Invoice)」)とパスポートを提示します。

スワンナプーム国際空港 公式サイトより引用
確認が終わりましたら、同じカウンターで申請者にVATが払い戻されます。
実際に、スワンナプーム国際空港で免税手続きをした流れを、下記の記事で解説していますので、合わせて参考ください。

ドンムアン空港ので払い戻しの方法

セキュリティを通ると、すぐ右手にVAT払い戻しのカウンターがあります。
申請書類、パスポート、申請する購入品は スーツケースに入れずに必ず手荷物で持参ください。
空港での払い戻しの手続きには時間を要する場合があります。十分な時間の余裕をお持ちください。
VAT払戻しのカウンター(VAT Refund Office Revenue Dept.)で、お店で受け取った書類(「VAT払戻し申請書(P.P.10)」と「税金請求書(TAX Invoice)」)とパスポートを提示します。
確認が終わりましたら、同じカウンターで申請者にVATが払い戻されます。
買い物の総額が20,000バーツ以上の場合

スワンナプーム国際空港では、チェックインカウンターがある4階出発ロビーの10番出口付近にある「VAT REFUND FOR TOURISTS」マークのついているところに税関(Custom Inspection for VAT REFUND)があります。
ドンムアン空港も同様に「VAT REFUND FOR TOURISTS」のカウンターがあります。
税関(Custom Inspection for VAT REFUND)のカウンターで、お店で受け取った書類(「VAT払戻し申請書(P.P.10)」と「税金請求書(TAX Invoice)」)と購入品、パスポートを提示します。税関の職員にスタンプを押してもらいます。
カウンターは24時間空港では24時間利用可、時間制限のある空港ではフライトのある時間帯のみの利用が可能です。
おわりに
20,000バーツ未満の購入については手続きが簡素化されているため、思ったよりも簡単に免税手続きが可能です。免税手続きは混雑することが予想されるため、空港には早めに到着し、時間に余裕を持って手続きを行ってください。